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第3回 ユリノキ研修会を開催しました!

[2019.12.04]

 11月30日(土)愛媛県総合科学博物館にて「第3回ユリノキ研修会」を開催し、100名を超える参加者にお集まりいただきました。この研修会は認知症の方にかかわる関係職員向けの研修会で、今年で3回目となります。

 今年は「骨粗鬆症と骨脆弱性骨折の実際~多職種連携の時代~」をテーマに、十全総合病院 整形外科部長 松尾 真嗣先生を講師としてお招きし、高齢者に多い「骨脆弱性骨折」や骨粗鬆症の予防や治療の大切さについてご講演いただきました。
「骨粗鬆症」は①骨強度の低下②骨折リスクの増大をもたらす疾患と位置付けられているそうです。高齢者に多い大腿骨の骨折は、骨折から寝たきりになったり、大きな機能障害を残すと言われており、決して軽視できる病気ではありません。骨折後の5年生存率が約60%と言われており、これは全がんの5年生存率58%と同じ割合とも言われているそうです。そのため骨折予防として、骨粗鬆症の治療を継続していくことはとても重要であるというお話しでした。高齢者の中には認知症になる方も多く、認知症により治療やリハビリが思うように進まないなどのリスクもあるため、日ごろから「骨折を予防する」事が大切です。

 第2部のシンポジウムでは、理学療法士や管理栄養士、看護師等の立場から「高齢者の骨折をいかに防ぐか」をテーマに、各施設での取り組みや対応時の工夫について紹介いただきました。質疑応答の時間には短時間ながら、興味深い質問が寄せられました。
 参加者された方には貴重な時間になったかと思います。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

   

 

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