ユマニチュードの取り組みについて
ユマニチュード
ユマニチュードとは、フランスでイヴ・ジネストとロゼット・マレスコッテイにより作り出された、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケアの技法で、この技法は「人とは何か」「ケアする人とは何か」を問う哲学と、それに基づく150を超える実践技術から成り立っています。
当院は、ユマニチュードジャパンより、インスタラクターの資格を取得した職員が2名、「入門コース」を受講している職員が多数所属しています。
インストラクターより
ユマニチュードは、「見る」、「触れる」、「話す」、「立つ」を人間関係の柱とした150以上の技術からなるものです。患者様も私達と同じ人間です。ケアをする私達の優しい気持ちを患者様へ伝え続け、人と人との関係を築く技術です。患者様と関係を築くために、私達の「心」と、相手に伝えるための「技術」を使います。
今、不安や混乱の中にいる患者様のために寄り添い、また、一生懸命に実施している職員のケアが、患者様との間で摩擦や疲労感で埋められているなら、その気持ちを共有し、方法を見つけていきます。ユマニチュードを通して、患者様と職員のお互いが「大切な存在である」という気持ちを持っていただけるように、サポートさせていただきます。
入門コース受講者より
- 「ケア」のやり方、移乗など、様々な技術が勉強され変わってきているのが分かりました。
- 今までの自身のケアが、 どれだけ患者さまを人として行えてなかったか、強く感じました。日々のケアの場面で活用していきたいと思います。 当院でユマニチュードが広げることが出来るよう努力いたします。
- 患者様にケアが出来て喜ぶのではなく、患者様との関係を作ることや人間的な愛情を届ける事が大切であり、認知症の患者様には通用する技術だと思いました。